2024年10月14日試合結果
vsロッテ(1stステージ3試合目、エスコンフィールド)
◯ファイターズ5-2マリーンズ●
責任投手
勝:河野竜生(1勝0敗0セーブ)
負:種市篤暉(0勝1敗0セーブ)
セーブ:宮西尚生(0勝0敗1セーブ)
ホームラン
ファイターズ:なし
マリーンズ:なし
スターティングメンバー
1.(8)松本剛 3打数1安打0打点
2.(7)淺間大基 3打数0安打0打点
3.(5)清宮幸太郎 4打数2安打2打点
4.(DH)レイエス 4打数0安打0打点
5.(9)万波中正 3打数2安打1打点
6.(3)郡司裕也 4打数0安打0打点
7.(4)上川畑大悟 3打数0安打0打点
8.(2)田宮裕涼 2打数0安打0打点
9.(6)水野達稀 3打数2安打2打点
P.北山亘基
北山は悪い中、試合を作る
3戦目の先発を託されたのは北山亘基。直球は力はありましたが、低めに制球できず、シュート回転した抜け球も目立つような状態でした。カウントを悪くして痛打されるシーンが散見され、2回に8番友杉のセーフティスクイズ(記録は内野安打)と1番荻野の犠牲フライで2点を失いました。
調子が良いとは言えない内容でしたが、3回以降はカーブを交えながら打ち取る投球で、5回途中(4回2/3)、93球、被安打5、与四球2、奪三振4、失点2と最低限の投球は出来ました。
好走塁で同点に追いつく!
2点ビハインドの3回、1アウトから9番水野右前単、1番松本四球で1アウト1、2塁のチャンス。2番淺間の打席でパスボールがあり、水野、松本が好走塁で2、3塁とチャンス拡大。その淺間は見逃し三振に倒れ、2アウトになりました。3番清宮は初回のチャンスで打ち損じたスライダーを見事捉え、右前へ、2塁ランナーの松本もホームに生還し、一気に同点に追いつきました!
打った清宮はもちろんですが、パスボールで先の塁を盗んだ水野、浅めの打球で生還した松本と、先の塁を狙う姿勢が身を結んだ攻撃に感じました。
勝負手!田中正義のロングリリーフ
5回2アウト1塁、4番ソトを向かえる場面で北山は降板。マウンドに上がったのはなんと田中正義でした。その田中正義は初球155 km/hの直球、2球目135 km/hのスライダーで追い込むと、最後は156 km/hの直球で三球三振!圧巻の投球内容でした。
その田中正義は続く6回を13球で三者凡退、7回も先頭8番友杉を打ち取り、打者5人を20球でパーフェクトリリーフ、2度の回跨ぎを挟む投球でした。
3連投!河野もきっちり制球されていた
7回1アウトからマウンドには河野が上がりました。このシリーズは
- 1戦目→2/3、10球(回跨ぎ)、被安打0、与四球0、奪三振1、失点0
- 2戦目→1/3、8球、被安打1、与四球0、奪三振0、失点0
とフル稼働。この試合も同点のタフな場面での起用になりました。
9番藤原にヒットを打たれるも、1番荻野を三球三振、2番藤岡を遊飛に打ち取り、この回も0点。ヒットこそ打たれましたが、レギュラーシーズン後半のストライクボールがはっきりしていた河野とは異なり、際どいコースで勝負出来ていました。特に荻野への勝負球はボール1つ外れているかどうかの際どい直球で、2番藤岡へのカットボール2球もコースにきっちり制球された素晴らしい球でした。
ミスをチームで取り返す!水野の勝ち越し打!
7回先頭の5番万波が四球を選び出塁。前の試合で本塁打を放っていましたが、この打席は冷静にfor the teamが伺える打席内容でした。
6番郡司には犠打のサイン。初球失敗後の2球目、投手前に転がしますが、当たりは強く投手前に、これを種市がセカンドへ悪送球し、相手のミスで0アウト1、2塁のチャンスとなりました。
ここで一気にたたみかけたいところ、7番上川畑の犠打は捕手前に転がり併殺打、今度はファイターズにミスが出て、2アウト2塁と一気に流れがロッテに傾きかけました。
しかし、ここで終わらなかったのが素晴らしかったです。
8番田宮が2球で追い込まれるも際どい球を見切り続け四球を選ぶと、2アウト1、2塁で9番水野がフルカウントから右中間を深々と破る2点タイムリー3塁打!今年のファイターズを象徴する2人が上川畑のミスをカバーし、勝ち越しを決めました!
強い池田が帰ってきた!
2点リードとなった8回のマウンドには池田隆英が上がりました。このシリーズ初戦にもマウンドに上がり、2/3を投げ12球、1死球。再昇格後2試合目の登板となったこの試合は1イニングを12球、1奪三振でピシャリ!強い池田が帰ってきました。
打撃好調!万波中正!
8回2アウト3塁の場面で5番万波はきっちりと左前タイムリーで追加点。このシリーズは2戦目の本塁打はもちろん、打席での読みが冴えている印象です。この試合も4回2打席目はタイミングバッチリの空振り三振でした。
2ストライクに追い込まれてからは左足の上げ幅が少し低くなり、アプローチを変えていることも好調の要因かもしれません。良い内容が送れているように感じます。
大熱戦の最後は宮西が締めた!
3点リードとなった9回、マウンドには宮西が上がりました。6番佐藤には外角を丁寧につき、最後は左飛で1アウト。7番中村は今年取得したチェンジアップでボテボテの一ゴロ。8番友杉は三ゴロに打ち取り、ゲームセット!絶体絶命の状況から、大逆転勝利となりました!
決戦の地、福岡へ!
見事に1stステージを勝ち上がり、次は決戦の地福岡でソフトバンクと対戦します。ファイターズ先発は伊藤大海、対するソフトバンクは有原と最多勝対決です。4勝したチームの勝利になりますので、ファイターズは2勝1敗以上を2回行う必要があります。
- 16日→伊藤大海
- 17日→山﨑福也?
- 18日→加藤貴之
- 19日→金村尚真
- 20日→北山亘基
- 21日→伊藤大海?
予想先発はこんなところでしょうか。バーヘイゲンのクイックのことを考えると山﨑福也のスライド登板もある気がします。
とにかく勝つだけ!全力で応援しましょう!
【小言】関東のスポーツ紙の一面にファイターズなし
小言ですが、第3戦翌日の関東のスポーツ紙の一面は
- 日刊スポーツ→大谷翔平(裏1面にファイターズ)
- 報知→巨人
- デイリー→阪神
- スポニチ→佐々木朗希
- 東京中日スポーツ→中日
でした。佐々木朗希の記事についてはメジャー挑戦”容認か?”でしたから、勝者に関する記事を一面にしてほしかったです。きっと北海道は日刊、スポニチともに一面だったのかなと思います。
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