この試合開始前、ロッテとはゲーム差がない状況でした。ファイターズが負けて、ロッテは2点を追う9回表に0アウト満塁のチャンスを作りますが、押し出しの1点のみの得点で敗戦。ホークスが勝ったので、順位は変わらずでした。
ファイターズの同一カード3連敗は5月6日から8日と6月28日から30日のホークスとの2カードに次いで3カード目になりました(オリックスには7月6日から7日の2連戦で2連敗もあります)。
今シーズンの最長連敗は7月3日から7日にかけての4連敗ですので、移動明けの試合を勝ってここで連敗を止めたいですね。
2024年8月18日試合結果
vsバファローズ(20回戦、京セラドーム)
●ファイターズ2-5バファローズ◯
責任投手
勝:山下(1勝4敗)
負:伊藤(9勝4敗)
セーブ:マチャド(3勝2敗19セーブ)
ホームラン
ファイターズ:なし
バファローズ:杉本6、7号、森9号
1、2、6回のチャンスを活かせず
この試合は山下相手にバットを出さないという作戦を取りました。
1回は21球のうち1スイングのみ、2回以降もランナーが溜まるまで、2ストライクまでノースイングという作戦を取りました。
- 1回は四球2つで2アウト1、2塁とするも、5番レイエスが二ゴロ。
- 2回は四球2つとバントヒットで、0アウト満塁とするも、1番淺間の左犠飛のみで1得点。
結果、山下には5回で88球を投げさせるも、三振9個、ヒットはたった2本と抑え込まれました。待球作戦の効果もあり、四球は4つ奪い取りましたが、あと1本が出ませんでした。
- 6回は山下から鈴木にスイッチ。3番郡司が右前単で0アウトから出塁。4番清宮も良い当たりでしたが、右飛。5番レイエスは右前ポテンヒットで、1アウト1、2塁。6番上川畑の代打マルティネスが三遊間を破る左前単タイムリー!尚も1アウト1、2塁で7番万波がサードへの痛烈な当たりを放つもサード宗の好守に阻まれ、併殺打となりました。このイニング、清宮、万波のどちらかの当たりがヒットになっていれば、一気に逆転も見えた場面だっただけに、惜しい攻撃でした。
伊藤がピリッとせず
今日の伊藤は5回2/3を投げ、85球、被安打5、1四球という成績でした。
これだけ見るとそこまで悪くなさそうですが、杉本に2本、森に1本のホームランを許し、5失点。しかも、2回表に先制点をもらった後、6回表に2点差に縮めた後と、味方の得点の後に取られるという流れが持ってこれない投球でした。
ボール先行ではなく、ストライクゾーンで攻めていたのは良いのですが、被弾した球はいずれも甘い球でした。配球比に目立った偏りはなかったため、伊藤の投げミスが主たる原因と思います。
1回裏 | 2回裏 1失点 | 3回裏 | 4回裏 3失点 | 5回裏 | 6回裏 1失点 | 合計 | ||||||||
S | B | S | B | S | B | S | B | S | B | S | B | S | B | |
ストレート 146-153 km/h | 5 | 0 | 3 | 1 | 7 | 0 | 4 | 2 | 4 | 0 | 2 | 2 | 25 | 5 |
5 (45.5%) | 4 (36.4%) | 7 (36.8%) | 6 (25.0%) | 4 (40.0%) | 4 (40.0%) | 30 (35.3%) | ||||||||
ツーシーム 147-150 km/h | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 3 |
1 (9.1%) | 2 (18.2%) | 0 (0.0%) | 3 (12.5%) | 0 (0.0%) | 1 (10.0%) | 7 (8.2%) | ||||||||
スプリット 138-142 km/h | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 |
1 (9.1%) | 2 (18.2%) | 2 (10.5%) | 3 (12.5%) | 0 (0.0%) | 0 (0.0%) | 8 (9.4%) | ||||||||
カットボール 139-146 km/h | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 |
0 (0.0%) | 0 (0.0%) | 2 (10.5%) | 0 (0.0%) | 0 (0.0%) | 1 (10.0%) | 3 (3.5%) | ||||||||
フォーク 130-135 km/h | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 4 | 6 |
1 (9.1%) | 0 (0.0%) | 3 (15.8%) | 3 (12.5%) | 3 (30.0%) | 0 (0.0%) | 10 (11.8%) | ||||||||
スライダー 127-138 km/h | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 | 0 | 2 | 3 | 1 | 1 | 3 | 0 | 11 | 5 |
0 (0.0%) | 3 (27.3%) | 3 (15.8%) | 5 (20.8%) | 2 (20.0%) | 3 (30.0%) | 16 (18.8%) | ||||||||
チェンジアップ 128-129 km/h | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
1 (9.1%) | 0 (0.0%) | 0 (0.0%) | 0 (0.0%) | 1 (10.0%) | 0 (0.0%) | 2 (2.4%) | ||||||||
カーブ 120-124 km/h | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 7 | 2 |
2 (18.2%) | 0 (0.0%) | 2 (10.5%) | 4 (16.7%) | 0 (0.0%) | 1 (10.0%) | 9 (10.6%) | ||||||||
合計 | 8 | 3 | 8 | 3 | 13 | 6 | 14 | 10 | 8 | 2 | 7 | 3 | 58 | 27 |
11 | 11 | 19 | 24 | 10 | 10 | 85 |
ここ5試合は下記のように負けてはいなかったのですが、失点するケースも目立っていました。
登板日 | 対戦相手 | 勝敗 | イニング | 球数 | 失点 |
8月11日 | 西武 | 勝 | 7 | 105 | 5 |
8月4日 | ホークス | – | 7 | 90 | 1 |
7月28日 | 西武 | 勝 | 9 | 94 | 0 |
7月21日 | ロッテ | – | 4 1/3 | 82 | 5 |
7月14日 | ホークス | 勝 | 7 | 117 | 1 |
後半戦、本当の勝負の場面で良い投球が出来るように調整してほしいですね。
河野は投球フォームを調整していた
8回裏3点ビハインドの場面で、河野がマウンドに上がりました。
打者3人に対しては2段モーションと1段モーションの2つを投げ分けていました。これだけでタイミングも取りにくくなりますし、工夫しているのが良かったです。どちらかに固定するのか、2つのモーションを使用し続けるのか、分かりませんが、9、10月に向けて再び調子を上げてほしいです。投球の内訳は下記になります。
ストレート | スライダー | カーブ | |
2段モーション | 2 | 4 | 1 |
1段モーション | 3 | 2 | 0 |
清宮の当たりが止まった
清宮の当たりが8月13日のロッテ戦から止まっており、出場5試合連続0安打です(16打数0安打)。
今シーズンの打順別の成績を見ると、2、3、6、7番での成績が良く、4番では数字が落ちています。高校時代も3番を打っていましたが、本人の中で、4番より3番が合うというのがあるのかもしれないです。あるいは高校時代の習慣で3番向きになったのか…
打順 | 打率 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 |
1 | .100 | 10 | 1 | 0 | 2 |
2 | .350 | 40 | 14 | 0 | 4 |
3 | .286 | 35 | 10 | 3 | 11 |
4 | .129 | 31 | 4 | 2 | 6 |
5 | .000 | 3 | 0 | 0 | 1 |
6 | .444 | 9 | 4 | 2 | 4 |
7 | .316 | 19 | 6 | 0 | 1 |
8 | .143 | 7 | 1 | 0 | 0 |
9 | .000 | 1 | 0 | 0 | 0 |
理想は清宮をレフトに置き、DH:レイエス、ファースト:マルティネス、サード:郡司という布陣ですが、清宮のポジション別成績を見ると、ファーストでの成績がずば抜けています。
ポジション | 打率 | 打席 | 安打 | 本塁打 | 打点 |
ファースト | .323 | 99 | 32 | 7 | 23 |
サード | .167 | 36 | 6 | 1 | 5 |
レフト | .067 | 15 | 1 | 0 | 1 |
DH | .000 | 1 | 0 | 0 | 0 |
代打 | .333 | 9 | 3 | 0 | 2 |
3番ファースト清宮とすると、マルティネスとレイエスを同時に起用できないのが痛いですね。
出来れば!シーズン終盤は
1(8)松本→2(5)郡司→3(7)清宮→4(3)マルティネス→5(DH)レイエス→6(4)石井→7(9)万波→8(2)伏見→9(6)水野
のようなオーダーが見てみたいです。
9連戦終了、伏見の状態と松本剛の調子が気になる…
9連戦を5勝4敗と何とか勝ち越しで終了。オリックスとの3連戦は疲れと好投手にやられた印象ですね。
移動日を挟んで、火曜日からはZOZOマリンでロッテと3連戦。伏見が脇腹に違和感があるようで、マスクを被れていないのが心配です。正直応援している側としては、伏見のリードが見たいと思っています。早期復帰を祈ります。
松本剛は後半戦開始から15試合連続安打の後、8月13日のロッテ戦から21打数1安打(ロッテ戦:12打数1安打、オリックス戦:9打数0安打)と当たりが止まっています。
オリックス戦に関しては、ホームで.387(31打数12安打)と当たっているのに対して、ビジターではこの3連戦始まる前の成績が.118(17打数2安打)と当たっていなかったので、相性が悪いと割り切って、切り替えてほしいです(カード終了後のビジター成績:.077(26打数2安打))。
対戦相手 | 対戦相手ごとの打率 | ホーム | ビジター | ||||
打率 | 打数 | 安打 | 打率 | 打数 | 安打 | ||
ホークス | .244 | .000 | 9 | 0 | .313 | 32 | 10 |
ロッテ | .197 | .182 | 33 | 6 | .214 | 28 | 6 |
楽天 | .194 | .160 | 25 | 4 | .216 | 37 | 8 |
オリックス | .246 | .381 | 31 | 12 | .077 | 26 | 2 |
西武 | .345 | .375 | 40 | 15 | .267 | 15 | 4 |
もし松本剛を外すのであれば、センター淺間、レフト水谷or野村(あるいは清宮?)の方がハマりが良いと思います。五十幡は俊足ですが、出塁率(.218)と盗塁成功率(62.5%=成功15回、失敗9回)のいずれも低いので、起用方法が難しいです。守備は魅力的ですが、打率が.177(96打数17安打)と2割を切っているため、代走・守備固めに残した方が良いと思います。
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