新庄監督のコメントに助けられる試合内容でした。
「いい試合でしたけどね～。お互い移動試合で、うちは北海道から遠い福岡、向こうは東京から福岡。この距離の分、２点取れなかったね（笑）」
打線は好調を維持している印象ですが、要所での相手の守備が上回りましたね。
2024年8月2日試合結果
vsホークス（14回戦、みずほPayPayドーム福岡）
●ファイターズ4-6ホークス◯
責任投手
勝:スチュワートJr.（6勝2敗）
負:加藤（4勝7敗）
セーブ:松本（2勝1敗7セーブ）
ホームラン
ファイターズ:郡司10号
ホークス:近藤14、15号、甲斐5号
近藤をどう抑えるか
打率1位、ホームラン3位、打点3位と3冠王を狙える近藤ですが、パ・リーグ5球団の中でもファイターズ戦でよく打っています。
| 対戦相手 | 打率 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 出塁率 | 得点圏打率 |
| ファイターズ | .392 | 51 | 20 | 5 | 15 | 10 | .492 | .500 |
| 楽天 | .377 | 53 | 20 | 0 | 5 | 11 | .484 | .235 |
| ロッテ | .360 | 50 | 18 | 2 | 9 | 10 | .467 | .333 |
| オリックス | .255 | 47 | 12 | 2 | 5 | 14 | .426 | .222 |
| 西武 | .203 | 59 | 12 | 2 | 6 | 9 | .309 | .154 |
ファイターズは打率、安打、本塁打、打点、出塁率、得点圏打率がワースト1位でした。このワーストを脱却するアプローチが近藤攻略につながると考えます。
近藤の前にランナーを置かない＝栗原、山川を徹底的に抑える
ホークスは開幕から4番山川、5番近藤を固定しています。柳田故障後は3番栗原も固定されています。この2人も好打者ではありますが、近藤よりは粗さがみえるので、この2人で打ち取って、次の回の頭で近藤を迎えることが大事と考えます（最近山川の調子が再上昇中ですが…）。
前の試合も初回2アウト2塁で山川。ここで切れれば2回の頭で近藤でしたが、左前に運ばれて（タイムリー）、その後近藤に2ランを献上しました。
3回は栗原、山川を連続で切り、ランナーなしで近藤を迎えたのは良かったです。形が良かっただけに失投はいただけませんでした。
場面次第では歩かせて、正木を攻略する
ファイターズは四死球を減らして戦うチームですが、対近藤は四球OKというアプローチで臨むと良いのではないでしょうか。
- 四球は増えるが、被打は増えない→打点も増えない
という発想です。結局いくら打たれても点が入らなければ問題ないのです。
- ランナーなし、1塁:次の打者の状態をみて判断。不調ならば四球OK
- ランナー2塁:ヒットで1点を与える場面なので、四球で歩かせて次の打者勝負、あわよくば併殺打
- ランナー3塁:ヒットと犠牲フライで1点を与える場面なので、四球で歩かせて次の打者勝負、あわよくば併殺打
後半戦に入ってホークスの6番は正木で固定されています。その他は7月を見ると柳町、中村晃が入ることが多いです。この3人のファイターズ戦の打率は下記になります。
| 選手名 | 打率 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 出塁率 | 得点圏打率 |
| 正木智也 | .375 | 24 | 9 | 0 | 4 | 2 | .423 | .429 |
| 柳町達 | .235 | 17 | 4 | 1 | 1 | 1 | .278 | .000 |
| 中村晃 | .217 | 23 | 5 | 0 | 2 | 1 | .250 | .375 |
正木もファイターズ戦が好調です。ただ、まだ3年目で1年フルで稼働したことがない選手です。近藤よりは攻略の術がある気がするので、ここはバッテリーの維持を見せてほしいです。
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